こわかった

2007年9月9日
あたしが、あっとちょっと大きな声を出してしまって、
夫が唇の内側をかんだ。

切れた。

本当に怖かった。
ソファを殴ったり、
叫んだり、
それは一瞬だったのかもしれないけど、
わたしには長く感じて、
「大声出すからだ!クソッ!」
って言葉で、
わたしが声を出したことで彼がこんなに荒れていることを知って、
さらに怖くなった。

父が、母に切れて、
ステンレスの棒を、やはりソファの木の手すりに打ち付けて、
怒鳴りまくって折ったことを、思い出した。
わたしはそういう父が、本当に嫌で、
大きな声を出して怒らない人を選んできた。
怒鳴られるともうダメだ。
怖くて、体がすくんでしまって、
涙が止まらなくなる。

とにかく「ごめん」といって、
隣の部屋に逃げたわたしを、
しばらくして落ち着いて彼が、
そっと触れながら、「怖がらせたね」と言って、
髪をなでた。
本当に本当にほっとして、
お父さんとは違うと思って、
震えが止まって、涙が止まって、息ができるようになった。

でも、ほんと、こわかった。
初めてダメだと思った。
なんとか、なる。と、いい。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索