あきらめる

2006年9月17日
夫のことは好きだ。
いなくてはならない存在だし、
心が立っていられるのは彼の存在があるからだと思う。
だから、離れたくないし、好きだ。

子どもはあきらめた方がいいのかもしれない。
決められるのならば、仕事に生きようと決めてしまうと楽なのかもしれない。

あたしはまだ、29にもなって情けないけれど、
今すぐ子どもがほしいとは言い切れない。
育てられる自信もないし、責任感がしっかりあるとも言えない。
だから、夫に子どもがほしいからしよう、なんて言えない。

かといって、子どもができて困る訳じゃない。
きっとうれしい。
あたしだって、自分の子どもを育ててみたい。
というかまず見てみたい。
このうでに抱いてみたい。
だから、自然にできたらば、そのうちきっと気持ちもついてくると思う。
そういうのが理想だった。

けれど、冷静に考えて、もう無理だろうと思う。
これだけ長い年月、普通にできなくて、
半年に一回のセックスで子どもができるとは思えない。
これから先、あたしたちの関係が変わって来るとも思えない。
結婚するとき、夫は一緒に住むようになったら変わるだろうっていった。
その言葉を、心のどこかで頼りにしてた。
変えよう、と、決めてくれたのではないか、と。
けれど、それは本当に楽観的な希望であって、決意ではなかった。
決意だったのかもしれないが、叶えられなかった。

夫だって、悪意があってしないわけではない。
他に女がいるわけでもない。
本当に、あたしにそういう気が起きないだけなのだ。
それを責めて、何になるだろう。
余計引かれるだけだ。
あたしにもそんな元気は残っていない。

あきらめるのが、一番いいのかもしれない。
 
 
 
どうして、夫を好きになってしまったのだろうと、
馬鹿みたいだけれど、思うことが多くなった。
どうしてこの人でなければいけなかったんだろう。
この人より優しい人も、大事にしてくれるであろう人も、
あたしを求めてくれる人も、いたのに。
それでもあたしは、この人を選んできたのだ。

好きだけじゃダメなんだ。
あたしはもっと、自然に家族になりたかった。
 
 
それでも、あたしは、やっぱり、あきらめられない。
だから、苦しくて、楽になりたくて、あきらめたらいいのではと考える。
堂々巡りだ。

 
 
 

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索